2023/03/06
JR渋谷駅改良工事 |
JR渋谷駅改良工事は東京都渋谷区の渋谷駅で行われている駅改良工事です。
渋谷駅周辺地域においては、災害に強く、めぐり歩いて楽しい国際的な観光文化都市「渋谷」の実現を目的に、交通結節点機能の強化を図り、渋谷駅の機能更新と再編、駅ビルの再開発と一体的な都市基盤の整備を行うこととしています。
整備内容は、埼京線ホームを北側へ約350m移設し、山手線ホームと並列の位置とし、乗換利便性の向上を図るほか、 1階部分と3階部分において、駅構内コンコースを拡充することで他社線との乗換動線の改善を図るものとされています。
また、1階、3階コンコースと山手線・埼京線各ホームを結ぶエの整備も進められています。
2018年5月に埼京線上りを東側新設高架橋へ切換え、2020年5月に埼京線下りの線路の高さを上げ、東側に横移動、ホームも移動、2021年10月に山手線内回りを東側に横移動し、山手線内回りホームを拡幅、2023年1月7、8日には山手線内・外回りホームを1つにするため、山手線外回りを西側に横移動する工事が進められました。
2023年1月7、8日によって、西側にあった旧山手線外回りホームが廃止され、山手線うち・外回りホームが同一ホーム化、1面2線の島式ホームへと切り替えがなされました。
また、1月下旬からは渋谷駅3階中央改札から山手線ホームへの新たな通路・階段・エスカレーターの供用が開始されています。
参考資料、引用元
・東日本旅客鉄道 渋谷駅 山手線外回り線路切換工事(内・外回り同一ホーム化)に伴う列車の運休について
・東日本旅客鉄道 JR渋谷駅改良工事の本体工事着手について
・東日本旅客鉄道 渋谷駅線路切換工事に伴う列車の運休および新しい埼京線ホームの供用開始について
・東日本旅客鉄道 JR渋谷駅改良工事の本体工事着手について
過去の記事
→2020年3月12日投稿 JR渋谷駅改良工事

概要
名称 | JR渋谷駅改良工事 |
name | JR Shibuya Station improvement work |
中文名 | JR涩谷站改善工程 |
所在地 | 東京都渋谷区道玄坂 |
着工 | 2015年9月 |
竣工 | 2028年6月 |
建築主 | JR埼京線、湘南新宿ライン、山手線 |
位置図
配置図
▼ホーム階

▼改札階

出典:東日本旅客鉄道
線路切替工事ステップ

イメージパース
▼全体鳥瞰イメージ

▼3階乗換動線イメージ

▼1階乗換動線イメージ

出典:東日本旅客鉄道
2023年1月末整備状況
渋谷駅南改札の様子です。

南改札のコンコースの様子です。改良工事中のため、仮囲いや設備が剥き出しの状態となっています。

山手線内・外回り同一ホーム化された後の山手線ホームの様子です。新たなホームの幅は最大で約15.9mとなっており、従前の内回りホーム幅約12m、旧外回りホーム幅約15.5mより広くなったものの、合計した幅そのものは狭くなっています。

階段やエスカレーターの新設や廃止も行われており、2023年1月下旬に山手線ホームと3階の中央改札を結ぶ階段及びエスカレーターが使用開始 されています。

廃止された旧山手線外回りホームの様子です。以前は車両西側の扉のみ開くような形で駅ホームが設置されていました。

ホーム拡張、移転に伴い、架線は西側に最大2.7m移動、線路は人力で移動されています。

ホーム北側では渋谷スクランブルスクエア中央棟の先端部分となる鉄骨建方が途中まで進んだ状態となっています。

廃止された旧山手線外回りホームの一部は既に解体工事が進められていました。

北側、ハチ公改札口方面のホームの様子です。

ホーム南側の様子です。島式ホームへと生まれ変わっています。

南側先端部分の様子です。

2023年3月6日更新
2023年1月30日撮影