2023/03/26
自由が丘一丁目29番地区第一種市街地再開発事業 |
自由が丘一丁目29番地区第一種市街地再開発事業は、東京都目黒区自由が丘一丁目で計画されている地上15階、地下3階、高さ59.80m、総戸数約170戸の高層タワー型マンションをメインとした店舗・事務所などから構成される複合高層ビルです。
再開発区域は、東急東横線、大井町線「自由が丘」駅北西側一帯に位置しており、区域内は商業地としての機能更新が進んでおらず、老朽化した建物が目立つことや、指定容積率充足率が低く、土地の高度利用が進んでいないこと、都市計画道路(補助127号線(カトレア通り)、補助46号線(すずかけ通り))が未整備であることが課題となっています。
再開発事業により、土地の合理的かつ健全な高度利用による建築物の不燃化・共同化を図ることで、地域の安全性・防災性の向上に寄与する地区施設を整備するとともに、商業・業務・住宅機能を導入し、魅力ある駅前市街地を形成するものとされています。
施設構成は、地下3階~地下2階に駐車場、地下1階~地上5階に店舗、6階に事務所、7階に電気室、商業バック諸室、8~15階に共同住宅となります。
共同住宅については、間取りが1LDK~3LDKとなり、制振構造を採用した区分所有のマンションとなります。
また、広域商業地の駅前としての、にぎわいの維持・創出を図るため、商業機能を導入するほか、地区全体の防災性の向上を図るための防災機能、地区全体の商業・交通環境の改善を図るための交通補完機能(地域共同荷さばき場等)を入れるものとされています。
建築主は自由が丘一丁目29番地区市街地再開発組合、参加組合員はヒューリック、鹿島建設、設計は久米設計、事業コンサルタントは環境企画設計、基本設計は久米設計です。
2022年1月13日に再開発組合設立が認可、既存建築物解体着手は2023年3月1日、着工は2023年8月、竣工は2026年7月となっています。
参考資料、引用元
・東京都 自由が丘一丁目29番地区市街地再開発組合の設立を認可します
・目黒区 自由が丘一丁目29番地区第一種市街地再開発事業
・自由が丘1-29地区再開発準備組合
過去の記事
→2019年6月14日投稿 自由が丘1-29地区 再開発
→2022年1月13日投稿 自由が丘一丁目29番地区第一種市街地再開発事業

出典:東京都
概要
名称 | 自由が丘一丁目29番地区第一種市街地再開発事業 |
計画名 | 自由が丘一丁目29番地区第一種市街地再開発事業 |
name | Jiyugaoka 1-29 district type 1 urban redevelopment project |
中文名 | 自由丘1-29区第一类城市再开发项目 |
所在地 | 地名地番:東京都目黒区自由が丘一丁目61番1 他35筆 住居表示:東京都目黒区自由が丘一丁目29番 |
用途 | 店舗、事務所、共同住宅、駐車場 |
階数 | 地上15階、地下3階 |
高さ | 59.80m(最高:66.00m) |
構造 | 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造 |
基礎工法 | --- |
総戸数 | 約170戸 |
敷地面積 | 3,939.45㎡ |
建築面積 | 3,473.83㎡ |
延床面積 | 45,957.07㎡ |
着工 | 2023年8月 解体着手:2023年3月1日 |
竣工 | 2026年7月 |
建築主 | 自由が丘一丁目29番地区市街地再開発組合 (参加組合員:ヒューリック、鹿島建設) |
設計 | 久米設計 事業コンサルタント:環境企画設計 基本設計:久米設計 |
施工 | --- |
最寄駅 | 自由が丘 |
建築計画の概要板

位置図
区域図

出典:東京都
配置図

出典:東京都
断面図

出典:東京都
イメージパース

出典:東京都
現地状況
南西側から見た自由が丘一丁目29番地区第一種市街地再開発事業計画地の様子です。

南側から見た自由が丘一丁目29番地区第一種市街地再開発事業計画地の様子です。

南東側から見た自由が丘一丁目29番地区第一種市街地再開発事業計画地の様子です。

北東側から見た自由が丘一丁目29番地区第一種市街地再開発事業計画地の様子です。

自由が丘駅周辺にはバス路線も設定されているため、幅員3~4m程度の狭い道路を路線バスや自動車が行き交うことから、歩車分離が課題となっています。
再開発事業により、老朽化した建築物を解消し街区再編を行い、耐震性・耐火性に優れた施設建築物とするとともに、地区内外の無電柱化を実施し、地域の防災性の向上を図る計画です。

北西側から見た自由が丘一丁目29番地区第一種市街地再開発事業計画地の様子です。

再開発区域内の街路はすでに閉鎖されており、既存建築物の解体、除去に着手されています。

現地に掲載されている再開発事業によって解体される建築物一覧です。

再開発区域は東急東横線、大井町線「自由が丘」駅前に位置しています。

東急東横線、大井町線「自由が丘」駅です。
自由が丘駅の一日平均乗降客数は11万6,068人となっており、目黒区自由が丘と世田谷区奥沢にまたがる繁華街として知られる自由が丘地区の中心として機能しています。

2023年3月26日更新
2023年3月6日撮影