2023/05/22
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淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業は、大阪府大阪市中央区北浜四丁目で建設中の地上29階、地下2階、高さ134.99mの超高層ビルです。
再開発区域は、大阪のメインストリートでありビジネスの中心である御堂筋の玄関口に立地しており、北側は、水と緑豊かな環境で大阪の文化・行政・産業の中心である中之島地区に隣接しています。
計画地には元々、「石原ビルディング」や「住友生命淀屋橋ビル」、「大阪東銀ビル」、「大川ビル」など10棟の中高層ビルが建ち並んでいました。
敷地・建物を共同化し、オフィス主体の大型複合ビル建設により、国際水準の高規格なオフィス機能や上質なにぎわい機能を導入するものとされています。また、敷地内・大川町公園などゆとりのあるオープンスペースや水辺の新たなにぎわい拠点の創出、エネルギーの面的利用等を図ることにより、都市の再生に貢献し、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図ることを目的として再開発が進められています。
淀屋橋ツインタワー構想が含まれる都市再生特別地区では、都市再生緊急整備地域内において、既存の用途地域などに基づく用途・容積率などの規制が適用除外となります。容積率の上限が1,600%に緩和され、建築物の高さ制限が高層部150m、中層部50m、低層部5mとされ、大幅な規制緩和がなされています。
フロア構成は、地下2階に駐車場、地下に地下鉄淀屋橋駅直結通路、地下1階~地上2階に約25~30店舗の商業施設、3階~9階にオフィス、10階に機械室、11階に屋上庭園、にぎわい施設、カンファレンス、12~27階にオフィスとなります。
1階は御堂筋・土佐堀通・御霊筋それぞれのストリートの特性に合わせて商業空間を計画、御堂筋と土佐堀通、北浜通の3方向に面しては2層分の高さを持つ半屋外空間であるコリドールが設けられ、2階にテラスを配置、西面の御霊筋側はストリートに直接面した店舗配置になります。
街区を跨いだエネルギーの面的利用や再生可能エネルギーの導入により、エリアとしての環境負荷低減を図るほか、災害時の周辺街区や公共空間への非常用電力の融通や帰宅困難者が一時滞留できる環境整備により、淀屋橋駅を中心としたエリアの防災性能の向上、BCD(業務継続地区)の構築を目指すものとされています。
国際的な環境性能評価システムであるLEED認証(Goldレベル)とCASBEE(Sランク)の取得を予定しているだけでなく、エコまち法(都市の低炭素化の促進に関する法律)に定められる低炭素建築物の認定を取得しています。
建築主は淀屋橋駅西地区市街地再開発組合 、参加組合員は大和ハウス工業、住友商事、関電不動産開発、設計は日建設計、施工は大林組です。
既存建築物の解体着手は2020年8月20日、着工は2022年11月1日、竣工は2025年12月となっています。
・淀屋橋駅西地区市街地再開発組合/大和ハウス工業/住友商事/関電不動産開発 「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業」着工 御堂筋・玄関口の新たなランドマークとなるオフィスビルが誕
・大和ハウス工業/住友商事/関電不動産開発 『淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業』市街地再開発組合設立のお知らせ
・大阪・淀屋橋にツインビル、万博にらみオフィス集積:日本経済新聞
・大阪・淀屋橋ツインビル、東西で調和したデザインに:日本経済新聞
・大阪市 令和元年度第1回大阪市都市計画審議会 会議要旨
→2019年8月15日投稿 淀屋橋ツインタワー構想 淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業
→2022年3月4日投稿 淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業
→2022年10月1日投稿 淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業
→2022年11月1日投稿 淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業
→2023年2月22日投稿 淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業

出典:淀屋橋駅西地区市街地再開発組合/大和ハウス工業/住友商事/関電不動産開発


出典:淀屋橋駅西地区市街地再開発組合/大和ハウス工業/住友商事/関電不動産開発

現地にて撮影

現地にて撮影
・地下2階:駐車場
・地下:地下鉄淀屋橋駅直結通路
・地下1階~地上2階:商業施設
・3階~9階:オフィス
・10階:機械室
・11階:屋上庭園、にぎわい施設、カンファレンス
・12~27階:オフィス
▼淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業

出典:淀屋橋駅西地区市街地再開発組合/大和ハウス工業/住友商事/関電不動産開発
▼淀屋橋ツインタワー構想全景

出典:日本経済新聞
淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業の鳥瞰完成予想パースです。

出典:淀屋橋駅西地区市街地再開発組合/大和ハウス工業/住友商事/関電不動産開発
「御堂筋に面した 2層分のコリドール」の完成予想パースです。

出典:淀屋橋駅西地区市街地再開発組合/大和ハウス工業/住友商事/関電不動産開発
「北東交差点からのメインエントランス」の完成予想パースです。

出典:淀屋橋駅西地区市街地再開発組合/大和ハウス工業/住友商事/関電不動産開発
「御堂筋に面するにぎわい空間」の完成予想パースです。

出典:淀屋橋駅西地区市街地再開発組合/大和ハウス工業/住友商事/関電不動産開発
「地上50mの眺望テラス」の完成予想パースです。

出典:淀屋橋駅西地区市街地再開発組合/大和ハウス工業/住友商事/関電不動産開発
「土佐堀通りに面したオープンスペース」の完成予想パースです。

出典:淀屋橋駅西地区市街地再開発組合/大和ハウス工業/住友商事/関電不動産開発
「オフィス内観」の完成予想パースです。

出典:淀屋橋駅西地区市街地再開発組合/大和ハウス工業/住友商事/関電不動産開発
「脱炭素社会の実現に向けた環境配慮のまちづくり」のイメージです。

出典:淀屋橋駅西地区市街地再開発組合/大和ハウス工業/住友商事/関電不動産開発
北東側から見た建設中の淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業の様子です。
2023年4月時点では基礎工事が進められていました。

北西側から見た建設中の淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業の様子です。

南西側から見た建設中の淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業の様子です。

南西側から見た建設中の淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業の様子です。

御堂筋と建設が進む淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業の様子です。

Google Earthのポリゴンを用いて作成した淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業のイメージです。

Google Earthのポリゴンを用いて作成した淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業のイメージです。

2023年5月22日更新
2023年4月8日撮影
淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業 |
淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業は、大阪府大阪市中央区北浜四丁目で建設中の地上29階、地下2階、高さ134.99mの超高層ビルです。
再開発区域は、大阪のメインストリートでありビジネスの中心である御堂筋の玄関口に立地しており、北側は、水と緑豊かな環境で大阪の文化・行政・産業の中心である中之島地区に隣接しています。
計画地には元々、「石原ビルディング」や「住友生命淀屋橋ビル」、「大阪東銀ビル」、「大川ビル」など10棟の中高層ビルが建ち並んでいました。
敷地・建物を共同化し、オフィス主体の大型複合ビル建設により、国際水準の高規格なオフィス機能や上質なにぎわい機能を導入するものとされています。また、敷地内・大川町公園などゆとりのあるオープンスペースや水辺の新たなにぎわい拠点の創出、エネルギーの面的利用等を図ることにより、都市の再生に貢献し、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図ることを目的として再開発が進められています。
淀屋橋ツインタワー構想が含まれる都市再生特別地区では、都市再生緊急整備地域内において、既存の用途地域などに基づく用途・容積率などの規制が適用除外となります。容積率の上限が1,600%に緩和され、建築物の高さ制限が高層部150m、中層部50m、低層部5mとされ、大幅な規制緩和がなされています。
フロア構成は、地下2階に駐車場、地下に地下鉄淀屋橋駅直結通路、地下1階~地上2階に約25~30店舗の商業施設、3階~9階にオフィス、10階に機械室、11階に屋上庭園、にぎわい施設、カンファレンス、12~27階にオフィスとなります。
1階は御堂筋・土佐堀通・御霊筋それぞれのストリートの特性に合わせて商業空間を計画、御堂筋と土佐堀通、北浜通の3方向に面しては2層分の高さを持つ半屋外空間であるコリドールが設けられ、2階にテラスを配置、西面の御霊筋側はストリートに直接面した店舗配置になります。
街区を跨いだエネルギーの面的利用や再生可能エネルギーの導入により、エリアとしての環境負荷低減を図るほか、災害時の周辺街区や公共空間への非常用電力の融通や帰宅困難者が一時滞留できる環境整備により、淀屋橋駅を中心としたエリアの防災性能の向上、BCD(業務継続地区)の構築を目指すものとされています。
国際的な環境性能評価システムであるLEED認証(Goldレベル)とCASBEE(Sランク)の取得を予定しているだけでなく、エコまち法(都市の低炭素化の促進に関する法律)に定められる低炭素建築物の認定を取得しています。
建築主は淀屋橋駅西地区市街地再開発組合 、参加組合員は大和ハウス工業、住友商事、関電不動産開発、設計は日建設計、施工は大林組です。
既存建築物の解体着手は2020年8月20日、着工は2022年11月1日、竣工は2025年12月となっています。
参考資料、引用元
・淀屋橋駅西地区市街地再開発組合/大和ハウス工業/住友商事/関電不動産開発 「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業」着工 御堂筋・玄関口の新たなランドマークとなるオフィスビルが誕
・大和ハウス工業/住友商事/関電不動産開発 『淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業』市街地再開発組合設立のお知らせ
・大阪・淀屋橋にツインビル、万博にらみオフィス集積:日本経済新聞
・大阪・淀屋橋ツインビル、東西で調和したデザインに:日本経済新聞
・大阪市 令和元年度第1回大阪市都市計画審議会 会議要旨
過去の記事
→2019年8月15日投稿 淀屋橋ツインタワー構想 淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業
→2022年3月4日投稿 淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業
→2022年10月1日投稿 淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業
→2022年11月1日投稿 淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業
→2023年2月22日投稿 淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業

出典:淀屋橋駅西地区市街地再開発組合/大和ハウス工業/住友商事/関電不動産開発
概要
名称 | 淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業 |
計画名 | 淀屋橋ツインタワー構想/淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業 |
name | Yodoyabashi Station West District Type 1 Urban Redevelopment Project |
中文名 | 淀屋桥站西区第一类市区再开发项目 |
所在地 | 地名地番:大阪府大阪市中央区北浜四丁目104番 住居表示:大阪府大阪市中央区北浜4丁目1番 |
用途 | 事務所、店舗、駐車場等 |
階数 | 地上29階、地下2階 |
高さ | 134.99m |
構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造 |
基礎工法 | --- |
敷地面積 | 7,206.23㎡ |
建築面積 | 5,169.89㎡ |
延床面積 | 132,331.56㎡ |
着工 | 2022年11月1日 解体着手:2020年8月20日 |
竣工 | 2025年12月 |
建築主 | 淀屋橋駅西地区市街地再開発組合 (参加組合員:大和ハウス工業、住友商事、関電不動産開発) |
設計 | 日建設計 |
施工 | 大林組 |
最寄駅 | 淀屋橋、大江橋 |
建築計画の概要板

位置図
区域図

出典:淀屋橋駅西地区市街地再開発組合/大和ハウス工業/住友商事/関電不動産開発
配置図

現地にて撮影
立面図

現地にて撮影
フロア構成
・地下2階:駐車場
・地下:地下鉄淀屋橋駅直結通路
・地下1階~地上2階:商業施設
・3階~9階:オフィス
・10階:機械室
・11階:屋上庭園、にぎわい施設、カンファレンス
・12~27階:オフィス
イメージパース
▼淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業

出典:淀屋橋駅西地区市街地再開発組合/大和ハウス工業/住友商事/関電不動産開発
▼淀屋橋ツインタワー構想全景

出典:日本経済新聞
施設構成・イメージ
淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業の鳥瞰完成予想パースです。

出典:淀屋橋駅西地区市街地再開発組合/大和ハウス工業/住友商事/関電不動産開発
「御堂筋に面した 2層分のコリドール」の完成予想パースです。

出典:淀屋橋駅西地区市街地再開発組合/大和ハウス工業/住友商事/関電不動産開発
「北東交差点からのメインエントランス」の完成予想パースです。

出典:淀屋橋駅西地区市街地再開発組合/大和ハウス工業/住友商事/関電不動産開発
「御堂筋に面するにぎわい空間」の完成予想パースです。

出典:淀屋橋駅西地区市街地再開発組合/大和ハウス工業/住友商事/関電不動産開発
「地上50mの眺望テラス」の完成予想パースです。

出典:淀屋橋駅西地区市街地再開発組合/大和ハウス工業/住友商事/関電不動産開発
「土佐堀通りに面したオープンスペース」の完成予想パースです。

出典:淀屋橋駅西地区市街地再開発組合/大和ハウス工業/住友商事/関電不動産開発
「オフィス内観」の完成予想パースです。

出典:淀屋橋駅西地区市街地再開発組合/大和ハウス工業/住友商事/関電不動産開発
「脱炭素社会の実現に向けた環境配慮のまちづくり」のイメージです。

出典:淀屋橋駅西地区市街地再開発組合/大和ハウス工業/住友商事/関電不動産開発
2023年4月建設状況
北東側から見た建設中の淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業の様子です。
2023年4月時点では基礎工事が進められていました。

北西側から見た建設中の淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業の様子です。

南西側から見た建設中の淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業の様子です。

南西側から見た建設中の淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業の様子です。

御堂筋と建設が進む淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業の様子です。

Google Earthイメージ
Google Earthのポリゴンを用いて作成した淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業のイメージです。

Google Earthのポリゴンを用いて作成した淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業のイメージです。

2023年5月22日更新
2023年4月8日撮影