2023/07/21
東京メトロ日比谷線 虎ノ門ヒルズ駅 |
東京メトロ日比谷線 虎ノ門ヒルズ駅は、日比谷線霞ケ関駅~神谷町駅間の東京都港区虎ノ門一丁目に整備された新駅です。1964年に日比谷線が全線開業して以来、56年ぶりに誕生した新たな駅となっています。立地は、虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業が進められている桜田通り直下に位置しており、、周辺まちづくりを一体的に進めるため、UR都市機構が事業主体として事業調整、東京メトロが駅整備を担いました。
駅規模は、長さ147mの相対式ホーム2面2線、一日平均乗降客数は34,454人/日となっています。
2020年6月6日の暫定開業時に改札及びホームは開業時全て地下1階に位置していましたが、2023年7月15日から地下2階に改札が移設され、駅出入口が虎ノ門ヒルズ ステーションタワー内に誕生する地下鉄駅前広場「ステーションアトリウム」に接続されました。ガラス越しに駅ホームへ自然光が入るほか、ステーションアトリウムからは駅を行き交う人々や電車を眺めることができる「駅まち一体」の空間となっています。
更に東京メトロ銀座線虎ノ門駅や東京BRTのバスターミナルに通じる延長約440mの地下連絡通路が整備されており、交通結節点としての機能を果たしています。2023年7月15日の改札移転に伴い、ステーションアトリウムの供用も開始されました。
参考資料、引用元
・東京メトロ 虎ノ門ヒルズ駅の拡張工事完成 虎ノ門ヒルズ ステーションタワーとつながり、まちと一体となった新たな駅へ
・東京メトロ 日比谷線に虎ノ門ヒルズ駅が誕生します!2020年6月6日(土)開業
過去の記事
→2020年8月7日投稿 東京メトロ日比谷線 虎ノ門ヒルズ駅
関連記事
→2023年6月28日投稿 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー

概要
名称 | 虎ノ門ヒルズ駅 |
name | Toranomon Hills Station |
中文名 | 虎之门之丘站 |
所在地 | 東京都港区虎ノ門一丁目 |
所属路線 | 東京メトロ日比谷線 |
ホーム | 2面2線 |
着工 | 2016年2月8日 |
暫定開業 | 2020年6月6日 |
開業 | 2023年7月15日 |
位置図
配置図

出典:森ビル
断面図

出典:森ビル
構内図

出典:東京メトロ
イメージパース

出典:森ビル
虎ノ門ヒルズ ステーションタワー ステーションアトリウム
東京都港区虎ノ門二丁目に建つ地上49階、地下4階、高さ265.75mの超高層ビル「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の様子です。

虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの低層部分の様子です。

虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの地下2階に位置する「ステーションアトリウム」の様子です。面積約2,000㎡の3層吹き抜けの大規模空間となっています。

天井や壁面にガラスのほか、鏡面仕上げも施されており、光の反射や屈折も意匠になる設計となっています。

虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの地下オフィスエントランスです。

エスカレーター部分から見上げた天井です。金属調の色合いをした菱形形状の独特な天井となっています。

エスカレーターの踊り場部分の様子です。地上階はガラス張りのため、自然光が降り注ぎます。

地下1階のホーム部分もガラス張りとなっており、駅を行き交う人や地下鉄を走る鉄道車両を眺めることができます。

T-LITE(トライト)地下
虎ノ門ヒルズステーションタワーの地下からは、北側隣接地に竣工した地上17階、地下2階、高さ97.05mの超高層ビル「T-LITE(トライト)」へ直結しています。

T-LITE(トライト)の地下エントランスです。

グラスロック 地下鉄駅前広場
T-DECKから見たA-2街区に建設された地上4階、地下3階、高さ30.15mの高層ビル「グラスロック」の様子です。

グラスロックの地上から地下へ降りるエスカレーターと吹き抜けの様子です。

グラスロック地下2階の「地下鉄駅前広場」の様子です。

地下鉄駅前広場です。

地下連絡通路(地下歩行者通路直結)
東京メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズ駅から東京メトロ銀座線虎ノ門駅まで、延長約440mの地下連絡通路(地下歩行者通路直結)が整備されています。

虎ノ門ヒルズ駅と直結している東京メトロ銀座線虎ノ門駅です。

虎ノ門エリアで整備が計画されている歩行者ネットワークのイメージです。地上のほか地下やデッキ上など重層的に整備されます。
将来的には虎ノ門ヒルズステーション西側、虎ノ門二丁目地区から東京メトロ銀座線虎ノ門駅までデッキレベルでも歩行者専用通路が整備される構想で、こちらのデッキはホテルオークラまで接続される見込みとなっています。

出典:内閣府
東京メトロ日比谷線 虎ノ門ヒルズ駅
東京メトロ日比谷線 虎ノ門ヒルズ駅の改札口の様子です。

東京メトロ日比谷線 虎ノ門ヒルズ駅は国道1号線桜田通り直下に位置しています。

桜田通り直下を東西に結ぶ改札外のコンコースです。柱部に設置されたデジタルサイネージ群が壮観でした。

改札外コンコースには超大型ビジョンが設置され、視覚的な情報発信が行われています。

改札内コンコースには、アーティスト清川あさみ氏による監修で作成された大型ステンドグラス「Our New World (Toranomon)」があります。

中目黒方面の1番ホームです。

1番ホームから見たグラスロックの地下鉄駅前広場の様子です。

以前供用されていた暫定改札口は閉鎖されていました。

北千住方面の2番ホームです。

ホーム外側の壁面がガラス張りとなっており、虎ノ門ヒルズステーションタワー地下にあるステーションアトリウムを見下ろせます。

2番ホームから見たステーションアトリウムの様子です。

2023年7月21日更新
2023年7月16日撮影